ユーロクチーナ2010レポート

2年に一度の世界最大のキッチン展示会、ユーロクチーナ。
今年は、4月14日から19日までイタリア・ミラノで開催され、
当社も世界中のキッチン・家具業界が注目するこの展示会の視察に行って参りました。
今回の展示会でブルム製品がどのような形で使用されていたのかを最新のキッチンのトレンドを中心にご紹介させて
いただきます。

  
今回のキッチンメーカーの出展社数は実に135社、来場者数は329,563名(前年度比+7%)
と大変な賑わいを見せていました。
開催3日目にアイスランドの火山噴火による空港閉鎖等がありましたが、
これだけ多くの人々が訪れているユーロクチーナへの関心が高さが伺えます。

 
また、展示会場の敷地は実に東京ビッグサイト4個分に相当する319000uもの広大なスペースでした。


■キッチンや家具の電動化■


  

  

  

  

  

  
今回の展示会では全体的に取っ手のないデザイン主流となっており、フラットなデザインが目立ちました。
ハンドルや取っ手を使用したデザインは年々減少傾向にあるように思われます。
また、IH調理機器や引出だけではなく、カウンタートップやフラップ扉の電動化が大きく進展した事も特徴的でした。
下記には各ブルム製品の使用状況について記載致します。


■引出レール■


  

    

  

  

  
前回同様に出展していたキッチンメーカーの約80%がブルムの引出レールを採用していました。
中でもタンデムボックスを中心に、引出の差別化を図るためにタンデムボックスシリーズの中でもハイグレードに当た
るインティーボシリーズ、当社ではまだご用意がございませんがアンタロシリーズの採用率が急増し、
タンデムボックスタイプの引出レール採用率は全体の約80%を占めていました。
そんな中、カントリータイプのキッチンや家具等では木製タンデムレールが使用されていました。
また、サーボドライブ付引出がほぼ標準採用となっており、引出の電動化がかなり進んでいた事が印象的です。


■吊り戸■


  

  

  

  
多くの展示物がキャビネットのモジュール化、扉の大型化を踏まえ、スイングアップ・フラップアップタイプのキャビネッ
トとなっており、開き扉タイプの吊り戸は以前に比べ減少していたような印象がありました。
そんな中、ブルム社の4種類のアベントス(フラップシステム)HF、HS、HL、HKは
シェアが約88%と他の製品を圧倒していました。
吊り戸もハンドルレスタイプが非常に多く、電動式のサーボドライブアベントスが非常に際立っていました。
こちらも引出用サーボドライブと同じ様に、扉を押すとスイング・フラップアップし、
キャビネットに埋め込んであるボタンを押していただければ扉が閉まります。
もちろん最後はブルモーションです!!
今後サーボドライブアベントスは、引出用サーボドライブと同様に中・高級キッチンの標準品となっていく事でしょう。


■開き扉■


  

  
昨年のインターツムでも展示されていた新製品
「クリップトップブルモーション」
が既に多くのブースで見受けられました。
クリップトップブルモーションとはブルムが長年した検討してきたヒンジ本体に
ブルモーションが内蔵されている物です。
こちらの商品はヨーロッパでの販売と同時に大きな反響を呼んでおり、
他社製品からの切り替えも多くなっているそうです。


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